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ホーム > みどりのさと > 第16回 美味しい田原米を潤す池と川
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第16回 美味しい田原米を潤す池と川 ニュータウン開発で、おいしいコメの源泉、したたり水に陰りも 田原で取れるコメはすこぶるおいしい。 わが家も、かつては7反近くの稲作をしていたが、その田んぼも全て父の代に手放すこととなり、今は米は買っている。しかし、相変わらず、地元のお米屋さんから田原米を購入し、食べ続けている。それは、一言に言って美味しいからである。 では、その美味しさはどこから来ているのか。 それは、田原の里を潤している4本の河川と5つの池、そして飯盛山系がため込んだ雨水が山腹を伝わって流れ出る豊富なしたたり水である。 しかし、地元の稲作農家の話では、このしたたり水が今では激減しているとか。 日本の高度成長の波は農地の風景も変えてしまった。河川は軒並みコンクリートや擁壁、ブロック積み、石積みによる三面護岸に代わってしまい、水路という水路は悉く改修され、ほぼU字溝が埋設された。 このため、この地に降った雨は、広く地中に浸透することなく、一挙に小さな河川から大きな河川へと流れ込み、田んぼと田んぼの間の溝に水が溜まり、残ることがなくなったのである。地中に浸透する暇もなく河川に流れ出すため、本来、じっくり水田の水を潤すはずのしたたり水が減ってしまった。 私は、稲作の経験がないのでわからないが、コメ作りに、水の役割は相当大きいようで、コメの出来栄え、そして取れ高にも大きくかかわっているとのことである。もちろんのこと、水不足では美味しいコメができるとは思えない。 高度経済成長による物の豊かさが、農地の風景を変え、結果、コメの出来栄えをも変えてしまったようである。 そしてまた、このU字溝の埋設は、自然の生態系をも変えてしまったようである。田植えが終わり、水田に一杯の水が入ると、水辺に生息する多くの昆虫類や小魚たちは、この水路を通じて水田から水田への移動をして生息していたが、U字溝によって、その移動を阻まれているというのである。 そして、その象徴は蛍の生息の変化である。 三面護岸の登場によって、河川や池等の水辺で生息する昆虫や貝類が姿を消したことで、蛍が消えてしまった。今また、このような自然の生態系に悪影響を及ぼした近代工法に見直しが行われ、自然護岸(網ネットでまとめた小石の袋を積み上げ、生物が生息できる空間を確保する工法等)が増えてきた。顕著な例は、逢阪を流れる讃良川で、最近、自然護岸によって蛍が戻ってきたと聞く。 人間の生活にとっての便利さだけを追求するのではなく、自然の生態系に配慮し、自然とともに共生できる自然環境の保全や維持が問われているのではないだろうか。   ◆子どもの頃、戎川で泳いだ記憶蘇る 前書きが長くなってしまったが、田原の池や河川について触れてみたい。 池や河川というと、何よりも子どもの頃が思い出される。私は、どちらかといえば、泳ぎは苦手な方であったが、池や川でよく遊んだものである。 特に、戎川では、プール代わりに泳いでいたことを覚えている。 今の戎川は、開発されて田原中央線等は盛り土されたためか、路面からはかなり深い川になってしまい、とても気軽に河川敷に降りることのできない川になってしまったが、私の子どもの頃の戎川は、田畑のすぐ横を流れる細い川であった。 夏になると、この戎川で泳いだものである。もう時効だから告白するが、家から戎川に向かう途中、畑に身だったスイカやトマトなどを失敬して持っていき、川面に浮かべて冷やし、ほおばったものである。   ◆天野川には8つの井関 図は、四條畷市史に載る田原地区用水路の地図である。 田原地区(四條畷市内)が縦横無尽に4本の川と6つの池を結ぶ水路で結ばれていることがご理解いただけると思う。 北から見てみると、寒谷池を源流とする寒谷川が、現在の国道163号に沿う形で北西から南東に流れ戎川に合流している。 次に、薬王寺池と堂尾池を源流とする戎川が、現在の田原台1丁目の南端辺りから堂尾池に通じる登山道に沿って流れ、途中寒谷川と合流して天野川へと注いでいる。               下田原地内を流れる戎川は川底がかなり深く、地域の田畑を潤す用水路は、川の壁面の上の方に取り付けられているのが分かる。 そして北谷池を源流とする北谷川が、田原台9丁目、8丁目の住宅街のど真ん中を東西に流れ、北谷公園の南側を経て田原城址の北側を通り、天野川に合流している。そして、北谷川から分岐した北谷池水路は、田原中央線沿いに走り、ドラッグストアーアカカベの西側を抜け、田原台4丁目と3丁目の間を戎公園に向けて流れ落ちていく。このせせらぎの音は、通学する田原小学校の子ども達や日々通勤・通学する田原台の住民にやすらぎを提供している。 もっとも南側にあるのが天野川である。 この天野川は、大阪府と奈良県の府県境に沿って(写真:四條畷市と生駒市の間をつなぐ仙女橋の下を流れる天野川)田原地区の南西から北東に流れ、国道168号にぶつかる手前で流れを北方向に変えて、天の磐船に乗って降臨した饒速日命(にぎはやひのみこと)を祀る磐船神社(写真:磐船神社境内の由緒書)の巨石の下を流れ下り、交野市を経て淀川に注ぎ込んでいる。 図を見ていただくとお分かりのように、8か所もの井関で用水されて田原の田畑の水を潤している。 今も稲作をする耕作者らは、新溝堀りや古溝掘り、更には各池の堤防、堤の草刈りを出会い仕事として年に数日、出動している。自然の息づく田園風景が残っていくのも、このように地域の皆さんの地道な活動の積み重ねがあることを忘れてはならない。   2017.05.18
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